未来ビジョン

人×街 水×みどり
アート×ハート
新しい天王洲へ

水とみどりの官民連携エリアプラットフォームを結成し、新たなまちづくりのための運営や課題解決のための体制を確立します。このため、天王洲アイルの資源である水域と陸域を「水とみどり」の観点から見つめなおし、天王洲アイルの基本コンセプトである、「アートになる島、ハートのある街」の世界観をより際立たせるための実践と検証を行い、新たな天王洲アイルの未来ビジョン策定に繋げていきます。

エリア内外に新たな人流やデジタルトランスフォーメーションを活用した利便性を図り、地権者、店舗、住民、就労者、オフィス事業者、行政機関などそれぞれにとっての価値向上を実現し、水とみどりが息づく魅力的な街へ再生することを目指した活動を行います。

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官民が連携し、水辺、緑化の整備を行い、街なかのアート作品やアート施設と融合することで独自の景観を形成し、アートになる島の実現を目指す。
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エリア内で開催される賑わいづくりの個別の取組を、プラットフォーム構成者が官民連携により、緑、公園、道路、公開空地などを一体化した「面」に拡大し、エリア内全面をウォーカブルな環境に整備することで、ハートのある街の実現を目指す。

事業

プレイス
メイキング
あらゆる人にとって居心地良く、多様な利用活用を促すための公共空間の可能性を探る

居心地の良い水辺の公共空間、地方都市・海外都市にとっての情報発信の場。品川駅、品川宿とつながるウォーカブルアクセス
コミュニティ
デザイン
共感するファンを増やし繋げながらまちのコミュニケーションを豊かにする

子育て世代が集まりやすい場や異業種就業者の輪の交流を広げる仕組み
アクセス
ネットワーク
地方との連携ネットワークを築く

羽田空港に近く、運河に囲まれた島という立地環境を生かし「都心と地方自治体・市町村の連携」を目的とする「アートを軸にした地方と都市の連携」など、相互方向性のある連携
水とみどりの楽園
ビジネスセッション エリア商業経済循環の仕組みやどこでもワークできるビジネス接点づくり

起業志望者や新興企業が交流できる仕組み、居心地の良い空間で商談がはかどる場や地域起業コンソーシアムでビジネスを呼び込む場
サスティナビリティ エリマネ組織体制による持続可能なエリアブランディングの仕組みを回す

「地方と都市相互の持続的なつながりの創出」や「天王洲でのアートの売上の一部が街の運営に生かされる」など、自立的で持続可能なまちづくり。「アート×地方×自立」エリアブランディングの仕組み
アートカルチャー アートによる教育や地域知性を活かしたしなやかなヒト・モノ・コト文化の育成

知性や感性をくすぐるような街の仕掛

2024年3月未来ビジョン「水とみどりとヒカリの楽島(ecoisle)」が完成

天王洲アイルの街づくりは1986年より、来たる21世紀の未来に相応しい都市を創ろうとして、本来「街」が持つべき人間的な温かさ・文化を復興し、他にはない独自の風景を演出することを目標とした都市像を「天王洲ISLE街造り憲章」として掲げながら、「アートになる島 _ハートのある街」をテーマに取り組んできた。
しかし、35年が経過した今、開発当初に比べ、まちの相対的な活力低下や施設の経年劣化が問題となってきているなど、今後の天王洲アイルのあり方を考えるべき大きな局面に差し掛かっている。
そんな天王洲アイルの再生期の今を、街造り憲章を踏襲し、まちの更なる活性化、更新を見据える未来ビジョンを描いた。エリマネと品川区の庁内とも内容を確認し、2024年3月末、天王洲地区のまちづくり指針となる未来ビジョン「水とみどりとヒカリの楽島(ecoisle)」が完成した。

「未来ビジョン:水とみどりとヒカリの楽島」ダウンロード(PDF)

「未来ビジョン:水とみどりとヒカリの楽島」内容
・未来ビジョンを策定する背景
・未来ビジョンの役割
・未来ビジョンの位置づけ
・未来ビジョンの対象区域
・地域の特性
・課題の抽出
・グラフィックレコーディングワークショップ開催による分析
・地域の特性を踏まえた目指す姿
・目指す姿に向けられた施策・充填プロジェクト
・役割とロードマップ